老人との思い出

老人との思いで

第3話 外であった原付で転倒した老人

小雨が降る中、スーパーカブで夜勤明け帰宅中。
いつも通らない道を通ったんです。すると、「助けてください」と何処かから小さな声が聞こえてくるのです。
スピードを出してなかったこと、ヘルメットが半ヘルだったからか、奇跡的に聞こえてきたのです。
気のせいかと思い探してみると
誰も通らない脇にそれた下り坂の路肩に原付が倒れ挟まれた女性老人がいたんです。
駆け寄り、安否確認。救急車を呼ぶことを提案。
しかし、拒否。
旦那を呼びます。何とかなるからと。女性老人からガラケーを渡され、旦那へ電話。
30分ほど待ち、遠くのほうからヨボヨボ男性老人が歩いて来たんです。
いやいやいやいや
違うでしょ
車で来るとかあるやん。
そこで、私はもう帰っていいといわれ帰りました。
後日職場を伝えていたため、感謝の連絡はきましたが、どうやって帰ったか今も謎です。