老人との思い出

老人との思いで

第1話 う〇こまみれの老人と深夜の格闘

コロナがはやり、行動制限をかけないのは自由ですが病院、老人病棟は限りなく危険です。

発熱している老人も出てきています。しかも、みんな認知症

検査の結果は陰性ですが、これからどうなるのやら。

個人情報の観点から今まで体験してきた過去、もうこの世にいない異世界に転生してほしい老人のやらかしたことを、つづっていきます。

第1話

便失禁老人を怒ると痛い目にあう

 

あれはそう、数十年前の話、看護師を志、介護福祉士の資格が出始めたころ、初めて介護の仕事をした時の事。

給料も安く、毎日昼は缶詰と米。初めての仕事だったので、どうするればいいかわからず。万歩計をつけると一日に10キロ以上小走り。一日体重は3キロ落ちる。尿がもれたらオムツの当て方が悪いと指導がはいる。

夜勤手当は5000円。初めて夜勤をしたあの夜。身長170㎝やけに体つきのいい認知症の老人が、暗闇の中う〇こをもって立っていた。電気をつけると本人もう〇こまみれ、壁もう〇こ。

うろたえた私は、もちろん、なにをしてるんですか?と大きな声をだしてしまった。

そう、大きな声をだしたのがいけなかったのでしょう。

う〇こをもったまま、襲い掛かってくる老人。想像してください。真夜中、一人、う〇こまみれの男性認知症老人パワータイプ。

そう、最初はう〇こが当たらないように戦ってました。なだめすかして。

おちついたときには、う〇こが私の全身についてました。

泣きたかった。暴れた老人が落ち着いたところで清拭し更衣し、まいいっか忘れようと思い。う〇こまみれの服をハイターにつけ、朝を迎えた。

洗濯なんてしたことなかったんです。出勤してきた怖めのおばさんが、衣類色落ち指摘。

数十年たっても色あせない思い出、ハイターって色落ちるんかい。