老人との思い出

老人との思いで

第2話 骨折しているのに痛がらない無敵な老人

第2話

骨折しているのに痛がらない無敵な老人

 

あれは、朝方変な感じの足をひきづりながら歩いている老人を施設で見つけた。

不思議に思い声をかける。

大丈夫ですか?もちろん、話は通じない。みくびってるわけではない、認知症

どんなにきれいごと言ったって認知症の老人で家でみれなくて、施設に入っている老人は、暴走列車ブレーキがない。

本当に関りやユマニチュードで落ち着きますとかいう、上層部の人間たち声を大きくして言うぞ

家でどうにもならんかったのに、赤の他人が少々かかわって、どうにかなるなら施設や病院に放りこまれんやろと心底思います。

上層部の人間の理想論、まじでバリバリ認知症のところではたらいてみてくださいな。

話が脱線しました。

そう、のちにわかることですが足の骨が折れていたのです。

しかし、腫脹もなく痛がりません、ぎり歩けてます。原因なんてわかりませんが、家族への説明。なんで折れたの?訴えてやる的な。24時間みれないし、多人数対一人。本当にクレーム言う人はやってみてほしい。

どれだけ無理難題ミッションか、どんなゲームより難しい。

しかし、折れた足で歩いて気が付いたら治ってました。

認知症の老人は想像を凌駕する。