老人との思い出

老人との思いで

第5話 徘徊を続ける老人 廊下を起床から就寝まで時速2キロ程度で

仕事に行くと毎日歩いている

若年性アルツハイマー病なのかな

若いために身体は元気。

意思の疎通はできない。

ただただ手すりを持って歩いている。

朝5時から21時まで。

食事時間等ひいても

10時間以上

一日20キロ以上歩いている。

疲れをしらない、足には豆ができ、魚の目ができたり、水虫になったり。

どうやったら

認知症って

なくなるんだろう。

もしも家族なら、悲しいだろうなー

だからか家族は一切面会に来ない。

 

 

第4話 異食老人との思いで

第4老人

異食する老人
いろいろなものを口に入れたり食べる老人をみてきました。
みなさんみたことありますか?
寝具類、ごみ、オムツ、口に入りそうなものなら何でも、その中でも一番記憶にのこっているのは
自らしたう〇こです。
食べてしまい亡くなった方もいました。
防ぎようがありません。

口の周りが茶色いんです。チョコレート食べたみたいに、汚いと思うけどかわいそうだから、
綺麗にしてあげるんです。また食べられます。
永遠に続きます。
生きている限りです。
どうすればいいのか?
人のいない施設、個室にいて、
気が付いたら口の周りが茶色なんです。
本人はわかっていない。美味しかったといわれます。結局精神科かへ行きましたが、
つなぎの服とか着せられているんだろうなと思います。
自由を奪われるのがいいのか、不潔行為があっても自由なほうがいいのか、
もしも自分がそうなったらと考えるけど、その時は自分がわからないんだろうな。
みなさん認知症予防に気を付けましょう。

第3話 外であった原付で転倒した老人

小雨が降る中、スーパーカブで夜勤明け帰宅中。
いつも通らない道を通ったんです。すると、「助けてください」と何処かから小さな声が聞こえてくるのです。
スピードを出してなかったこと、ヘルメットが半ヘルだったからか、奇跡的に聞こえてきたのです。
気のせいかと思い探してみると
誰も通らない脇にそれた下り坂の路肩に原付が倒れ挟まれた女性老人がいたんです。
駆け寄り、安否確認。救急車を呼ぶことを提案。
しかし、拒否。
旦那を呼びます。何とかなるからと。女性老人からガラケーを渡され、旦那へ電話。
30分ほど待ち、遠くのほうからヨボヨボ男性老人が歩いて来たんです。
いやいやいやいや
違うでしょ
車で来るとかあるやん。
そこで、私はもう帰っていいといわれ帰りました。
後日職場を伝えていたため、感謝の連絡はきましたが、どうやって帰ったか今も謎です。

第2話 骨折しているのに痛がらない無敵な老人

第2話

骨折しているのに痛がらない無敵な老人

 

あれは、朝方変な感じの足をひきづりながら歩いている老人を施設で見つけた。

不思議に思い声をかける。

大丈夫ですか?もちろん、話は通じない。みくびってるわけではない、認知症

どんなにきれいごと言ったって認知症の老人で家でみれなくて、施設に入っている老人は、暴走列車ブレーキがない。

本当に関りやユマニチュードで落ち着きますとかいう、上層部の人間たち声を大きくして言うぞ

家でどうにもならんかったのに、赤の他人が少々かかわって、どうにかなるなら施設や病院に放りこまれんやろと心底思います。

上層部の人間の理想論、まじでバリバリ認知症のところではたらいてみてくださいな。

話が脱線しました。

そう、のちにわかることですが足の骨が折れていたのです。

しかし、腫脹もなく痛がりません、ぎり歩けてます。原因なんてわかりませんが、家族への説明。なんで折れたの?訴えてやる的な。24時間みれないし、多人数対一人。本当にクレーム言う人はやってみてほしい。

どれだけ無理難題ミッションか、どんなゲームより難しい。

しかし、折れた足で歩いて気が付いたら治ってました。

認知症の老人は想像を凌駕する。

第1話 う〇こまみれの老人と深夜の格闘

コロナがはやり、行動制限をかけないのは自由ですが病院、老人病棟は限りなく危険です。

発熱している老人も出てきています。しかも、みんな認知症

検査の結果は陰性ですが、これからどうなるのやら。

個人情報の観点から今まで体験してきた過去、もうこの世にいない異世界に転生してほしい老人のやらかしたことを、つづっていきます。

第1話

便失禁老人を怒ると痛い目にあう

 

あれはそう、数十年前の話、看護師を志、介護福祉士の資格が出始めたころ、初めて介護の仕事をした時の事。

給料も安く、毎日昼は缶詰と米。初めての仕事だったので、どうするればいいかわからず。万歩計をつけると一日に10キロ以上小走り。一日体重は3キロ落ちる。尿がもれたらオムツの当て方が悪いと指導がはいる。

夜勤手当は5000円。初めて夜勤をしたあの夜。身長170㎝やけに体つきのいい認知症の老人が、暗闇の中う〇こをもって立っていた。電気をつけると本人もう〇こまみれ、壁もう〇こ。

うろたえた私は、もちろん、なにをしてるんですか?と大きな声をだしてしまった。

そう、大きな声をだしたのがいけなかったのでしょう。

う〇こをもったまま、襲い掛かってくる老人。想像してください。真夜中、一人、う〇こまみれの男性認知症老人パワータイプ。

そう、最初はう〇こが当たらないように戦ってました。なだめすかして。

おちついたときには、う〇こが私の全身についてました。

泣きたかった。暴れた老人が落ち着いたところで清拭し更衣し、まいいっか忘れようと思い。う〇こまみれの服をハイターにつけ、朝を迎えた。

洗濯なんてしたことなかったんです。出勤してきた怖めのおばさんが、衣類色落ち指摘。

数十年たっても色あせない思い出、ハイターって色落ちるんかい。